pp奨学金の2023年度給付生は29名、オンラインイベントで学生にエール

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pp奨学金の役員ら。前列左から、小島理事、阿部会長、吹浦代表理事、韓副会長、高橋監事、後列左から金村理事、泰理事、白石理事、町井理事、柳理事。

一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金(pp奨学金)は、2023年度奨学金の給付生29名を決定。3月25日に東京・市ヶ谷の遊技会館で給付生を紹介するオンラインイベントを開催した。

同奨学金はパチンコ店の遊技客から寄せられる玉やメダルを、経済的に困窮している学生の支援に充てる遊技業界独自の奨学金制度。奨学金は返済を求めない給付型で、2017年度から2022年度まで、延べ194名の学生に対し、総額9,045万円を給付している。

2023年度の給付生の募集には、過去最多の184名から応募があり、厳正な書類審査と面接により、29名(※国公立の第2次試験の合格者の面談結果によって給付人数が変更する場合がある)への奨学金の給付を決定した。給付生の学業分野の内訳は理系20名、文系9名。母子・父子家庭が19名(65・5%)となっている。

当日のオンラインイベントには、29名中20名がオンラインで出席し、給付への感謝とともに今後の目標や抱負などを語った。

今回で6年目の給付を受ける東京都立大学大学院修士2年の男子学生は、父親が交通事故に遭い、経済的な負担から同奨学金に応募したことなどを説明し、「高専時代の4・5年時、大学編入後の3・4年時、そして大学院の1・2年と計6年にわたり、pp奨学金から給付していただいた。そのおかげで勉学に励むことができた。感謝している」と感謝を述べた。

また鹿児島大学医学部2年の男子学生は、高校3年時に父親が他界し、生活が困窮するなかで医師の夢をあきらめずに医学部に入学した経緯や、将来は小児心臓血管外科医を目指していることなどを打ち明け、奨学金の給付に感謝を伝えるとともに「苦しい思いをしている人、困っている人に救いの手を差しのべられる大人になりたい」と将来の夢を語った。

全日遊連の理事長を務める同奨学金の阿部恭久会長は、遊技業界による依存問題への取組みなどを説明し、学生たちにパチンコ・パチスロ業界への理解を求めたほか、「奨学金を有効に活用していただき、大きな成果をあげてもらいたい」とエールを送った。

給付生のうち20名がオンラインで参加。

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