【調査】スマスロの遊技感想、55%が肯定的

現在、約7万台が稼働するスマートパチスロ（以下、スマスロ）。一度は遊技したことのあるユーザーは多いと思うが、実際、どれほどのユーザーが遊技をし、どのような感想を抱いているのだろうか。今回はスマスロにフォーカスした調査を行った。

スマスロの遊技経験の有無を調査した結果、遊技したことが「ある」と回答したのはわずか8.7%だった。本アンケートが2022年12月末までの集計結果であること、ユニット不足等により導入できていない店舗が多かった点を加味しても、想像以上にまだ遊技していないユーザーが多いことが分かった。

本誌1月号で遊技意欲を調査した際は、約75％がスマスロを遊技選択肢として捉えていた。しかし、実際の遊技まで繋がっていないところを見ると、市場におけるシェアがまだまだ少ないこと、高粗利なスペックがゆえ、興味本位で手を出しにくいといった課題が既に浮上しているのではないだろうか。

実際に遊技したユーザーの感想で4割弱を占めていたのが「操作が簡単」ということだ。次世代遊技機という括りだが、遊技方法はほとんど従来機と変わらず、大きな混乱もなく今日まで至っている。「メダルがなく、遊びやすい」といったスマスロならではの特徴に対しても、12.5%が肯定的だったが、その半分の6.2%は「メダルがなく、つまらない」と回答している点も見過ごせない。

出玉感の演出、遊技している臨場感をメダルレスでどう表現していくかも今後の課題といえるだろう。