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一歩先行く効率的な会員管理、効果的な販促を実現
今やホール営業の外部販促にLINEは欠かせない。大都販売㈱と日本ゲームカード㈱によるトータルシステムが、自店の固定客化を強力にサポートする新たな機能を盛り込んだ。
完全新規則機時代となり、ホール営業はいよいよ正念場を迎えた。ここから先、固定客の流出は即、致命傷になりかねない。むろん、競合店も遊技客の囲い込みに必死だ。何も手を打たないと、自店の固定客が増えないばかりか、競合店に流出する恐れすらある。
固定客のロスを防ぎ、増加を実現するにはズバリ、販促のアップデートが最適だ。より効果的、より効率的、そして、顧客一人ひとりに合わせたより良い販促こそが、競合店に負けない自店の固定客化を実現するだろう。
LINE配信をよりピンポイントに
大都販売㈱のホールコンピュータ、賞品管理POS、日本ゲームカード㈱のカードシステムによるホール営業トータルシステムがこのほど、バージョンを刷新。様々な新しい機能を盛り込んだ。
例えばLINE会員と店舗会員は現状、ほとんどのホールが別々に管理している。しかし同システムでは、業界初となる直接連携による一元管理を実現した。
従来のホール営業では、店舗の各会員客を「海物語好き」「ジャグラー好き」などセグメント分けし、セグメントに合わせたLINE配信が難しかった。店舗会員をセグメント分けすることはできても、セグメント毎にLINE配信することが難しかったからだ。
その点、同システムは直接連携で、容易なセグメント毎のLINE配信を実現。効果的な販促はもとより、セグメント外への無駄打ちを防ぎ、配信コストの削減にも寄与するなど、まさに一石二鳥を実現した機能になる。
個々の来店客への接客をサポート
また自店への固定客化を促進するにはOne to Oneマーケティング、つまり個々に対する最適なコミュニケーションも必須だ。同システムは、この点も抜かりがない。
新搭載の「接客コミュニケーションサポート機能」は、会員客1人ひとりとのコミュニケーションの履歴を記録。過去のコミュニケーション内容や、その際の会員客の反応などを元に、どう声掛けすれば良いかが分かるため、会員客に心地よく、ストレスを与えないコミュニケーションが可能。現在、より1人ひとりのユーザーにフォーカスすることが重要になっているなか、店舗の狙いに沿ったアプローチを行うことができる。
システム完成度も大幅に向上
同システムは、ホール営業管理ツールとしての完成度も向上。他社の最新システムに引けを取らない機能を盛り込んだ。
とりわけ先進的な機能として紹介したいのが、完全ペーパーレス運用を実現した会員登録機能と、出玉交換時におけるICカード発券(フレキシブル営業)機能だ。
従来の会員登録時では、氏名や住所などの個人情報を、ユーザーに申込用紙など紙に記入してもらう必要があった。しかし同システムでは上述の通り、LINE会員と店舗会員を連携しているため、LINE上から店舗会員になるための事前登録が可能となる。ユーザーによる事前登録後、店舗側はその情報を専用端末で店舗会員として登録。その場で会員カードを発⾏し、スムーズに会員登録を完了することができる。
また高齢者などスマホを持たないユーザーも中には存在するが、非スマホユーザーでも、ペーパーレスで店舗会員の登録ができる点も同システムの特徴だ。この場合は、免許証などの身分証明書を提示してもらい、店舗スタッフが専用端末でOCR読込を行うか、身分証に埋め込まれたICチップを読み込むことで、会員登録が可能となる。
唯一無二のシステム
一方、大都販売の新型計数機と日本ゲームカードのカードシステムのタッグにより、ICカード発券(フレキシブル営業)が可能となった点も注目だ。
従来システムでは、出⽟数を記録したレシートを発行していたが、同システムではICカードで発券を行う。これにより、レシートでは不可能だった再遊技を実現。例え非各台計数システムの店舗でもユーザーの遊技時間にマイナスの影響を与えず、昨今、流⾏りの看板機種による⾒せ⽟営業とも相性が良い。また、スマート遊技機への再遊技が容易になるなど、より店舗の狙いに沿った施策を実⾏できる点が⼼強い。