全日遊連は6月24日、東京都千代田区のホテルニューオータニで第31回通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で阿部恭久理事長を再任した。
総会にあたり挨拶した阿部理事長は、参加人口の減少により、全国の店舗数がかつてないほど減少していることに危機感を示し、「この状況の改善に向け、パチンコ・パチスロホールをどなたでも安心に、気軽に遊べる場として提供し、既存顧客はもちろん、新規顧客の獲得による参加人口の増加を図らなければならない」と述べ、遊技客にとって楽しい時間や空間を提供することの必要性を強調した。また、国民から理解や支持を得られる努力を継続して行い、業界の在り方を抜本的に見直していくことにも意欲を示した。
議案審議では上程した議案をすべて承認。役員改選では新理事を選任した後の理事会で、阿部理事長の5期目の再任を承認した。
総会前には警察庁保安課の小堀龍一郎課長が挨拶し、旧規則機の適正な廃棄処理やギャンブル等依存症対策推進基本計画に掲げられた取組の着実な実施を要請したほか、健全営業と合わせてESG(環境、社会、カバナンス)に配慮した取組の推進に期待を示した。
新執行部は以下の通り。
理事長 阿部恭久(東京)
副理事長 平川容志(大阪、経営委員会担当)
〃 松尾道彦(長崎、財務委員会担当)
〃 千原行喜(岡山、総務委員会担当)
〃 合田康広(札幌、事業委員会担当)
〃 平岡聖教(福岡、機械対策委員会担当)
〃 星野 謙(山梨、総務委員会担当)
専務理事 太田裕之(暴力団対策特別委員会担当)