全商協が総会、昨年度の確認証紙交付台数は76万24台

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全商協は6月8日、ホテルヒルトン東京お台場で「第34回通常総会」を開催した。

冒頭、中村昌勇会長は、使用済み遊技機の撤去について触れ「使用済み遊技機が適正に廃棄処理されるまで油断はできない。組合員においては、不法投棄や野積みをさせない、起こさせないことを念頭に置き、ホール営業者様に赴いた際には倉庫等に保管されている使用済み遊技機の早期排出、適正処理について引き続き啓蒙活動をお願いしたい」と協力を仰いだ。

また、今年はスマート遊技機の導入が予定されており、市場にどのような影響を与えるかは計り知れないとしながらも「我々がスマート遊技機の流通や点検確認業務に深く携わっていくためにも、中古遊技機流通業務の一層の健全化、点検確認能力のスキルアップ、統一した高度な遊技機取扱主任者の育成が必須」と強調した。

来賓挨拶では警察庁生活安全局保安課・小堀龍一郎課長の挨拶文を池田雄一課長補佐が代読。旧規則機撤去に関する業界全体の取組みを評価した上で、「今回の遊技機入替を通じて改めて重要と認識したのが、安全な中古機流通。中古遊技機流通システムには長年の不正防止のための知恵が詰まっているが、形骸化することなく最新の情報を踏まえた点検確認を行うなど、中古機流通の基本を改めて徹底する必要がある。今後も不正の入る隙間のないよう、中古機流通の安全を確保していただきたい。そのうえで、今後も健全化に向けた課題を解決するための要望等があれば、我々も真摯に耳を傾ける所存」と述べた。

総会では第1~第4号議案を上程し全て可決承認。事業報告では、昨年度のぱちんこ中古遊技機に貼付する確認証(紙)の交付状況について、件数47万4,388件(前年比112.1%)、台数76万24台(同119.0%)で、いずれも増加する結果となった。認定機においては、件数13万803件、台数23万9,635台だった。

また、中古遊技機流通健全化に関する全国遊技機商業協同組合連合会規約の一部改正も行われ、登録基準や遵守事項などを整備した。

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