シーズリサーチは4月27日、「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2022」(調査元:シーズリサーチ/共同調査:EBI、APJ)の速報版として、一般成人および遊技者の喫煙率に関する調査結果を公表した。
調査結果によると、2022年の一般成人の喫煙率が18.7%と下がるなか、パチンコ・パチスロ遊技者の喫煙率も56%と、2021年の57.3%に比べやや低下した。ただし、遊技者の喫煙率は昨年同様、一般成人の喫煙率に比べ約3倍と、遊技と喫煙の相関性は、引き続き非常に高いことが伺える。
2020年4月施行の改正健康増進法により、パチンコ店を含む屋内施設は原則、禁煙化となった。禁煙化により、遊技者の喫煙率が高いことから、来店客の減少が心配されたが、加熱式タバコ専用フロアや喫煙ブースの設置といった対策で、喫煙者にもある程度、現状の店内環境が容認されたと同社では分析。
また同社では、店内環境の変化が非喫煙の遊技者にも、遊技環境の面で大きな影響を与えていることに言及。「煙たい」「臭い」といった理由によりパチンコ店から足が離れていった層も、今後は再来店への可能性が高まったとし、「参加人口が減少する中で、環境の変化を逆手にクリーンなパチンコ店のイメージを発信していくことが必要」とまとめている。
調査は今年2月、WEBアンケートを通じて行った。全国37,532サンプルの中から、過去1年以内の遊技経験者1,500サンプルを対象に本調査を実施。喫煙率のほかにも、遊技への参加の有無や平均遊技時間、平均遊技頻度などを調べた。正式版(書籍)の発行は6月中旬を予定している。