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導入店舗:テンガイ・与次郎店(鹿児島県鹿児島市)
「身だしなみや業界用語など教えにくい部分をレクチャーするために重宝していますね。こうした教育面はもちろんですが、休憩などのスキマ時間で手帳を使ってクイズを出すなど、コミュニケーションをはかるためにも使っています」。
こう話すのは、《テンガイ・与次郎店》の浜田遼平ストアマネージャー。同店は、九州・関東で14店舗をチェーン展開する株式会社テンガイの旗艦店。約50名ものスタッフを抱える同店では、約7割がパート・アルバイトというが、社員含め全員にパチンコホールスタッフ手帳(以下、スタッフ手帳)を配布。常に携帯してもらっているという。
導入2年目で活用の幅も広がる
同社では一昨年より、平本一基営業本部長をはじめ全社的に接遇力アップを推進。その一環としてスタッフ手帳を昨年(2020年版)から導入した。
さらに手帳内の接遇コンテンツを監修する、ミチスケジャパン・永澤有希氏の手帳を使った接遇研修も取り入れ、「手帳× 研修」のふたつを駆使して、接遇レベルを日々高めてきている。
そして『2021年版』を導入した今年。現在では浜田ストアマネージャーのように、接遇力アップにとどまらず、手帳をスタッフとのコミュニケーションに使うなど、実務に絡めて一歩踏み込んだ活用をする役職者やスタッフも増えているそうだ。
浜田ストアマネージャーによれば、手帳は日常業務の中でも活躍の場は多い。例えば、朝礼など早遅番の就労時の「身だしなみチェック・声出し」といった用途をはじめ、用語集などのコンテンツを使った「スタッフ教育」、カレンダーを使った「スケジュール共有」など様々だ。
「朝礼などのミーティングでは必ず使うため、スタッフには常に携帯してもらっています。そのためホール営業で全員に関わる、遊技機の入替や賞品の仕入れといったスケジュール共有にも役立っていますね」。
これまで壁掛けカレンダーや個人管理に頼っていたというスケジュール管理。こうしたちょっとした点も大きなメリットに繋がるため、浜田ストアマネージャーは引き続きコミュニケーション・スケジュール管理にも役立てていきたいという。
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普段のミーティング風景。スタッフ手帳が必須アイテムの一つになっている(写真右が浜田ストアマネージャー)。
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接遇力アップを推進するテンガイの平本営業本部長。
手帳をオリジナル化、役立つ独自コンテンツ
今回の導入事例で特筆したいのは、表紙・中面(見返し)がオリジナル仕様である点。下写真の通り、ロゴ入りで自社オリジナルと一目でわかるデザインはもちろん、中面には企業理念や沿革、スタッフ向け相談窓口の案内なども掲載している。
携帯しやすい手帳。だからこそ「スタッフが働く上で企業側が知って欲しい情報」も活きる。そして“安心して働く環境づくり" への貢献に繋がっている。
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同社オリジナル仕様で作成された手帳。テンガイのロゴが記された表紙をめくると、中面には企業理念などが記されているほか、最終ページに配置した公式イメージキャラクター「ライテンくん」も印象的だ。
【取材店舗】
●テンガイ・与次郎店
鹿児島県鹿児島市与次郎1-11-26
総台数:1,040台
(パチンコ:640/パチスロ:400)
〜月刊グリーンべると2021年11月号掲載〜
『ホールスタッフ手帳2022年版』についての詳細・購入申込は、こちらのPDFをご覧ください!