【レポート】迫る撤去期限、「新規則機」を再評価

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11月末に控える完全新規則機時代。これまで登場した新規則機の中で、再設置あるいは中古機活用できそうな機種はあるのか!?

完全新規則機時代まで残り7ヵ月ほどとなり、旧規則機完全撤去のリミットは刻一刻と迫っている。パチンコは『ぱちんこ真・北斗無双』『スーパー海物語IN沖縄4』『真・花の慶次2~漆黒の衝撃~』などを筆頭に、約85万台ほど旧規則機が残存している。ただ、これらの後継機となる機種の登場が確実視されているほか、遊タイムをはじめとしたゲーム性の拡がりも追い風となり、新旧の入れ替えは比較的スムーズに進みそうだ。

パチスロにおいては、新規則機の業績が奮わず、旧規則機に依存した営業が続いている。特に懸念されるのが「Aタイプ」だ。パチスロの残存する旧規則機約72万台のうち、Aタイプを代表する『ジャグラー』シリーズは約25万台を占めている。これらが撤去される時、供給される新台だけで入れ替えが賄えるとは到底思えない。今まで登場してきた新規則機の再設置や、中古機も活用していくほかない。

P増S減は強者の選択
遊技人口は「P < S」

先述した供給台数不足や、稼働・利益ともに奮わない状況から、「パチンコ増台、パチスロ減台」といった動きが見受けられるようになった。今後を見据えれば当然といえば当然の動きだが、今回、取材に協力いただいた㈱フリコユラスの吉田真晃代表取締役は、そうした動きに懸念を示す。

「レート別の遊技人口をみると、4円パチンコより20円パチスロの方が遊技人口は多い。地域1番店であれば、資金もあるためパチンコ増台でユーザーにアピールすることもできるが、2番店、3番店がパチスロからパチンコへのシフトを考えても、1番店との台数勝負で勝てるとは考えにくく、9割方の店舗は有利に立つことはできない。今が苦しいからといってパチンコ増台というのは、少し早計ではないか」。

今後の新規則機の供給状況をみても、パチンコ優勢、パチスロ劣勢であることは周知の通りだが、遊技人口で勝るパチスロで諦めてしまえば、ホール営業はより厳しいものとなってしまう危険性をはらんでいる。そうした事態に陥らないためにも、ここからは今まで登場した新規則機を再評価。活用できそうな新規則機を模索、運用方法等についても考察していく。

粗利支持率の高い
欠品機種が狙い目

パチンコは順調に新規則機への入れ替えが進んでいる。これからも供給される新台と残存する旧規則機を入れ替えていくことで、比較的スムーズに完全新規則機時代を迎えることができるだろう。

問題なのは入れ替えるための機械代だ。コロナ禍で稼働が落ち、売上が下がっている中でも、新規則機への入れ替えは進めなければならない。そのため、パチンコにおいては稼働よりも粗利の取れる機械を入れていくことが必要だ。

『大工の源さん 超韋駄天』『大海物語4スペシャル』『とある魔術の禁書目録』『真・北斗無双』などはいわゆる稼働優先の花形機種であり、中々粗利を取ることは難しい。そこで注目なのが“粗利支持率”の高い機種だ。

「『ワイルドロデオ』『スーパーコンビα7500』といった機種は、打込支持率(平均アウトに対する稼働支持率)は低いが、粗利支持率は非常に高い。バラエティ機種として欠品しているとかなり痛手だ。打込支持率が低い機種は、貢献が終わった機種として撤去されがちだが、粗利をしっかりと稼いでいるケースは意外とある。これからは『稼働<粗利』の指標も頭に入れ、機種選定や機種評価をしていくことも重要」と吉田氏は話す。

直近で抑えたい機種は
『ひぐらし』『絶対衝撃Ⅲ』

次に課題が山積しているパチスロについて考える。まずは、直近に登場した6号機だ。

直近機種で良い動きを見せているのが『パチスロひぐらしのなく頃に祭2(オーイズミ)』だ。吉田氏によると、打込支持率は110%と登場以降、好調をキープしており中古機価格は54万円ほどで推移しているという。

同機と、ほぼ近似値の動きを見せているのは『頭文字D』だ。ただし中古機価格は、『ひぐらし』より約20万円ほど高いため、コスト面を考えれば『ひぐらし』に軍配が上がる。少台数設置や未導入の店舗は、導入を検討する価値は十分にありそうだ。

また、『絶対衝激Ⅲ』も初週稼働がよく、有利区間を感じさせない連チャン性能や出玉性能も評価されている。増産の予定もあると想定されるため、こちらも確保しておきたい。

一方、6号機市場を活性化させると期待されていた6.1号機だが、現状は厳しい様相を呈している。3月に登場した『北斗の拳 宿命』だが、低ベースを実現しているが、獲得期待値はさほど上がっていないことから、ユーザーからは厳しい評価が目立つ。一方、北斗の苦戦によってユーザーが戻ってきているのが『SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2』だという。

「当初は北斗の影響を大きく受けると予想していたが、意外と少なく、ユーザーが戻ってきている。やはり、6号機カテゴリの中で主力機として据えるべき機種だと再認識した。店舗における設置比率は非常に重要で、パチスロ全体の5%はあっても良いのではないか」(吉田氏)。

また、『青鬼』や『シャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星』のように、仕事帰りの一勝負に向いているゲーム性で夜以降の稼働が伸びる傾向が見られるといった、時間帯別支持率で特徴的なデータを示す機種も、非常に存在価値が高く、ラインナップとして確保しておきたいところだ。

このようななか、完全6号機時代を迎えるにあたりネックになっているのがAタイプ設置比率だ。Aタイプを代表する『ジャグラー』シリーズはおよそ25万台が残存しているが、6号機ジャグラーの今後の供給状況や、その他のAタイプの供給状況を考えても充足するとは現状考えにくい。

Aタイプを埋めるための施策として、吉田氏は「30Φ機種」の増台を挙げる。

「一時的な策にはなるが、30Φ機種で埋めるという発想は少なからず必要になる。『沖ドキ!2』は、旧規則機の『沖ドキ!』撤去後、打込支持率が49%から70%まで上昇した。また、稼働は厳しくても導入しておくことで、いずれ『ジャグラー』や『ハナハナ』をはじめAタイプが手に入った時に、入れ替えていくことができる。専用設備が必要になるが、閉店するホールが多く安価で手に入るケースも多いと聞いている。『沖ドキ!2』の中古機価格も比較的安価なため、検討してみても良いのではないか」。

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