ABCは2月16日、静岡市内の福祉会館において「児童養護施設等退所児童応援事業」寄附金贈呈式を実施した。
同事業は、静岡県内の児童養護施設等を退所(卒園)後、新生活を始める児童を対象に、必要な支度費として1名につき4万円を寄附するもの。今年の対象者は31名で、合計124万円を寄附した。
贈呈式では同社の冨田英児代表取締役が、静岡県児童養護施設協議会の乙部邦子会長に目録を贈呈した。冨田社長は「これからの日本を担う若い皆さんが、就職や就学に進んでいくために少しでも力になれれば、という想いで支援させていただいた。様々な境遇のお子様もいらっしゃると思うが、応援してくれる人は近くにいるということを少しでも感じていただけたら」と挨拶。これに対し、乙部会長は「施設で懸命に生きてきた子供たちにエールをいただけることは、明るく温かい光を全身に浴びるような思い」と謝辞を述べ、冨田社長に感謝状を贈った。