【レポート】市場活性化への起爆剤に!? 期待のパチスロ6.1号機

投稿日:2021年1月22日 更新日:

©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983,
©COAMIX2007 版権許諾証YRG-121
©Sammy

苦戦が続く6号機パチスロ市場。その状況を打破する一筋の光明として期待が掛かるのが低ベース6.1号機だ。旧規則機のタイムリミットが刻一刻と迫るなか、果たして事態打開の起爆剤となりえるのか!?

2018年に『HEY!鏡』(大都技研)が登場し、6号機時代の幕が開けてから既に2年以上が経過した。しかし依然、市場は本格的な盛り上がりを見せていない。2020年はコロナ禍もあって、完全なる停滞を続けた1年だった。

ここまで何とかパチスロファンの心を繋ぎ止めていた高射幸性パチスロ機も引退し、さらには残存する旧規則機の設置期限も待ったなしで迫ってくる。ジャグラー系を除くと主役不在の状況が続くため、ホール関係者の不安は増すばかりだ。

そんななか、低ベースを実現した6.1号機が登場する。日電協がパチスロ自主規制の見直しを行い、「ペナルティ規制の緩和」を決めたのが2019年の末。緩和により現状のAT機と比較し、5~10G程度のベースの引き下げが可能と言われている。

実際、サミーが発表した6.1号機仕様の新台『パチスロ北斗の拳 宿命』(3月導入開始予定)は、通常時のベースが35.8Gと、低ベース化を実現している。低ベース化に伴い、ATの初当たり確率は約1/340(設定1)~約1/194(設定6)となり、これまでの6号機AT機に比べて、よりスピーディなゲーム展開を実現した。

ここで気になるのが、AT機の低ベース化は、パチスロファンにとって、どのような印象を与えているのかということだ。「WEBグリーンべると」上でのアンケートを通じて、低ベース機の印象や、現行の6号機に対する不満を聞いてみた。

3人に2人が低ベース化を歓迎

アンケートではまず、高ベースAT機(※ベースは高いが初当たりは重い)と低ベースAT機(※ベースは低いが初当たりが軽い)、どちらを好んで打つのかという点について聞いた。

結果は下の円グラフの通り。おそよ3人に2人(全体の66.4%)が低ベースAT機を支持する結果となった。半数以上の一般ユーザーが低ベースAT機に興味を示しているという結果は今後、低ベースAT機で事態打開を図るパチスロ市場にとって、悪くない結果と言えるだろう。

低ベースAT機を支持する層の主な理由は「仕事終わりに打つ場合は初当たりが軽い方が良い」(40代・男性)、「当たり回数が多くなる方がチャンスが多いと感じる」(40代・男性)、「当たった方が嬉しい。通常時の遊技が苦痛」(20代・男性)などとなる。勝負展開の速さ、それに伴う当たり体験の多さを理由に挙げる人が多かった。

一方、高ベースAT機を支持する層からは、「初当たりの重さは正直気にならない(ハマるときはどんなに軽くてもハマる)それなら回るほうがいい」(20代・男性)、「ライトユーザーなので少ない投資でダラダラ遊べるほうが良いように感じます…」(20代・男性)、「高ベースが良いというより、低ベースでその波ならノーマル機打つかなと。ATである意味を低ベースでは見つけられない」(30代・男性)といった声が聞かれた。限られた予算のなか、低ベース化により遊びにくくなることへの懸念がうかがわれる。

また低ベース化による恩恵が見いだせないので、消去法的に高ベースAT機を支持するとの声もあったが、こういったユーザーに対しては、低ベースAT機の利点を体感させていく必要があるだろう。

低ベース化の恩恵をイメージし辛いという点は、アンケート結果からもうかがいしれる。年代別の低ベースAT機支持率をまとめたのが下表となるが、20代のみ支持率が低い傾向が顕著に表れている。

4号機、あるいは5号機の高射幸性パチスロ機を知る年代は、AT機=ベースは基本30G前後という認識を持つ割合が高い。一方、20代の若年層ユーザーはそれ以上の年齢層に比べると、AT機=ベースは基本40~50G、高射幸性パチスロ機のみ低ベース、という認識の割合が多いのではないだろうか。その認識の差が、アンケート結果に影響したと考えられる。2021年以降、低ベースAT機が再び新台として登場する予定にあるが、その当初は40代前後のユーザーが中心となるかもしれない。

人気回復に向けた最大のネックは2,400枚規制!?

アンケートでは、参考までに6号機ATに関する最も大きな不満点についても聞いてみた。結果は、下の囲み枠内を参照して欲しいが、一目瞭然で2,400枚規制が最も大きな不満点となっている。

全体の55.7%、つまり2人に1人以上が、「2,400枚規制が存在する」を最も大きな不満点に挙げた。以下、「メインATまでのハードルが高い(チャンスATが多い)」(12.8%)、「AT終了後など、ほぼ無抽選のゲーム区間が存在する」(10.7%)と続いた。

2400枚規制を不満点に挙げる理由の詳しくは囲み枠内を参照にして欲しいが、遊技する上で大きな期待(=夢)が持てないことを理由に挙げる人が多い。この点、確かにパチンコと比べても、現状のパチスロは大きなハンデを背負っていることは否めない。

2400枚規制の撤廃でもあれば別だが、そうでない以上、6号機パチスロは他の点で魅力を打ち出していくしかない。この視点においても、「短時間で醍醐味を堪能できる」「当たり(AT)を多く体験できる」といった低ベース6.1号機の特性がその候補となるはずだ。期待して注視していきたい。

6号機ATに関する最も大きな不満点

[2400枚規制]
どれだけ上乗せしても、2,400枚と上限が決まっていてはむなしくなる(30代・男性)
完走を目標にして打つことになってしまう(20代・男性)
パチンコとの差が大きい(40代・男性)
ギャンブル性を抑えるのであれば、平均獲得枚数を抑えれば良いのであって、最高枚数を設けるのは見当違いだと思います(40代・男性)
2400枚以上獲得できるゲーム数を上乗せしても終わってしまう(30代・男性)
どんなにゲーム性に富んでても、やっぱり2,400枚で終わりがあると思うと、そこに届く、届かないじゃなく打ち始めるのに躊躇する(30代・男性)

[メインATまでのハードルが高い(チャンスATが多い)]
多くの機種で、バトルで3回突破しないとRUSHに行かないのが厳しい(20代・女性)
ATのためのATとかが多すぎて当たりを純粋に楽しめない(30代・男性)
当たってないのにWINとか派手な音とかレインボーフラッシュとかしないでほしい(20代・男性)

[AT終了後など、ほぼ無抽選のゲーム区間が存在する]
当たらない無抽選区間を回すのがつらい!(40代・男性)
無抽選区間があると、完走などある程度のメダルが出たら即ヤメが基本になる。低設定は、無抽選区間がある以上、回す価値無し(30代・男性)

-企画, 注目トピック
-

© 2021 グリーンべると