【識者インタビュー】パチスロ低ベース機の仕様やメリットとは?

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コロナ禍による客離れが続くなか、この年末年始、さらにはこれからの営業をどう生き残っていくか。パチスロ低ベース機の可能性について、㈱Re.designの小野真二郎代表取締役に聞いた。

──現状、6号機は苦戦が続いていますね。
確かに6号機が良いか悪いかと言ったら、あまり芳しくない状況です。その理由には間違いなく高ベースというところにあると思います。吸い込みに時間を要することで、夜の稼働もネガティブです。また、出玉の塊をつくろうとすると高設定がつまらない、という点も弱点です。

──そんな中、今後は低ベース機の適合率が上がってくると言われています。
型式試験について、ペナルティに関する部分でメーカー側と保通協側で、認識の違いがあったと聞いています。その部分が解消されたことで、これから低ベース機の適合率は上がってくるでしょう。というのも、メーカーは今まで作っていたものを持ち込みなおすだけですので、作り直す必要がありません。早ければ3月にも低ベース機がコンスタントに出てくるのではないかと思っています。

──これから適合してくる低ベース機はどのような仕様が多いでしょうか。
低ベースといってもおそらく、1,000円40Gくらいが妥当だと思います。『モンキーターン4』や『バジリスク~甲賀忍法帖~絆2』のようなスランプに近いイメージでしょうか。劇的に良くなるとは思いませんが、『モンキーターン4』にしても『バジリスク絆2』にしても、6号機の括りで見れば貢献度が高い機種です。

そういった機種が比較的コンスタントに、様々なバリエーションで出てくるとなると、今までひたすら低迷を続けていた6号機がいきなり右肩上がりにはなりませんが、下げ止まりすると思っています。パチスロにおいて数少ない明るい材料であることは間違いありません。

──低ベース機は吸い込める分、放出できる点が強みです。6号機でもその仕様は実現できるのでしょうか。
放出に関しては1,000枚、2,000枚というのは難しいと思います。早く吸い込める分、早く500枚出せる、というイメージの方が実態に近いです。『Re:ゼロから始める異世界生活』のように1,000枚吸い込んで1,000枚放出できる機種が低ベースになる感じではないと思います。1,000枚の塊を目指さなければゲーム性ももう少しうまく作れるようになると思います。今後出る機種だと『南国育ち‐30』や『頭文字D』が比較的うまくできていると思います。

──低ベース機がホールにもたらすメリットはなんでしょう。
低ベース機の一番の魅力はTSが軽くなることです。そのため夜の稼働がポジティブになると思います。あとは適合率が上がればタイトル数が増えることになりますから、結果的にホールの導入の選択肢が増えます。メーカー競争が激しくなれば価格的にも頑張るメーカーも出てくるでしょう。なので、年末年始で凱旋、沖ドキが撤去され、何を入れるか悩んでいるホールも多いと思いますが、3月以降に出てくる低ベース機まで待ってもいいと、私は思っています。

『南国育ち-30』

◆プロフィール
小野真二郎(おの しんじろう)
㈱Re.design 代表取締役。2015年4月よりホール向けのツール・情報サイト「Re.design-リデザイン-」の運営をスタート。新台評価、及び全国営業事例レポートの配信などを行ないつつ、商圏分析も請け負う。

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