【識者インタビュー】“凱旋”の補完は1機種では不可能/高射幸性パチスロ機撤去後の戦略

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コロナ禍による客離れが続くなか、この年末年始、さらにはこれからの営業をどう生き残っていくか。『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』(以下、凱旋)など高射幸性パチスロ機撤去後の戦略について、㈱フリコユラスの吉田真晃代表取締役に聞いた。

──『凱旋』が11月に撤去を迎えました。また、来年1月には『沖ドキ!』の撤去も迫っており、パチスロ市場はホールの収益・稼働の二本柱を失うことになります。撤去後の営業戦略はまず、何を考えたら良いのでしょうか。
今回撤去される『凱旋』『沖ドキ!』は、いずれも超根強いファンを持っている唯一無二の機種です。それゆえ、撤去後のロス(喪失感)はものすごく強いものとなります。神ロス、花ロスともいわれるかもしれません。それほどのインパクトがあります。このロスが強い機種ほど意識しなければいけないのが、「次はこの機種でがんばります」という意思表示を明確に打ち出していくことです。お客様は相当強い目的意識を持って遊技していた機種ですから、次の目的意識をしっかりとつくってあげる。つまり、バトンタッチを上手くするということをまず最初に準備しておく必要があります。

──次に注力していくべき機種、後継機となりうる機種には何が挙げられますか。
粗利、稼働において『凱旋』『沖ドキ!』に匹敵する機種はありません。よって2機種撤去後の粗利、稼働の穴埋めは1機種で補完することは不可能です。その中で、『凱旋』『沖ドキ!』ユーザーが流れてきそうなのが、『ジャグラー(特にマイジャグラー)』『押忍!番長3』『バジリスク~甲賀忍法帖~絆2』『吉宗3』あたりです。

特に『ジャグラー』はパチスロ全体の粗利の50%を占めると思います。なので、話題機がでるまではジャグラーの稼働が上がっていくと推察しています。このタイミングで増台や島配置の変更などアクションを用意しておく必要はあると思います。パチンコでの相関性は『源さん 超韋駄天』や『北斗無双』ですが、今から台数を揃えることは困難ですのであまり現実的ではありません。

──集客、収益をあげる方法についてはどうでしょう。
まず、集客ですがユーザー視点でみると主力機種を失ったことで来店同機が減ってしまうことが懸念されます。そこで、話題機が出るまではWEBの広告宣伝費を意図的にかけて、来店動機の欠如分を補完する営業戦略が必要だと思っています。これは競合店の状況や場所で多少変わってきますが、 ユーチューブ広告が有効だと思います。

収益については、来年2月以降、低ベース機の適合率が上がってくるといわれていますので、その機種を活用していくのがいいでしょう。しかし、それまで何もしないワケにもいきませんので、少台数でも新台は購入して鮮度を保つことは推奨したいです。

その際、1機種でも触ってみたいと思わせる導入告知をすべきです。私が参考になると思うのは映画館の告知方法です。映画館では1枚もので作品告知をし、お客様に選択させる意識付けを行う手法をとっています。ホールでも1機種ずつ丁寧に機種の魅力を告知することで、入替台数は少ないにしろ、その機種目がけて来店してくれるようになると思います。これは小さな努力にはなりますが、出来るか出来ないかで今後大きな差が出てくる部分だと思います。

1機種1枚の導入告知で、触ってみたいと思わせることが重要。

◆プロフィール
吉田真晃(よしだ まさあき)
㈱フリコユラス代表取締役。営業力向上コンサルタントとして法人設立。「現場」と「具体的な戦術」にこだわったサポートは、勉強会が終わった瞬間にすべき事が明確になると定評あり。

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