遊技機性能調査の定期的な実施を終了〜健全化推進機構

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遊技産業健全化推進機構は5月22日、パチンコ機の一般入賞口への入賞状況を確認する「遊技機性能調査」の定期的な実施を、今年5月末日で終了すると発表した。半年に一度、行っていた調査結果の定期的な情報開示も終了する。

遊技機性能調査は、2015年6月1日から開始されている。当時、パチンコのセブン機において一般入賞口に容易に玉が入らない、いわゆる「くぎ曲げ」が横行しているとして、警察庁から調査を要請されたのがきっかけ。

調査は、機構の調査員が一般客として遊技し、一般入賞口への入賞状況を調べるもので、1台のパチンコ機において大当たり等を挟まず、2,000個以上の打ち出しが確認できた調査を有効としている。

2015年6月は全国7地区23店舗の32台を調査し、一般入賞口への入賞が確認された遊技機は、9台(28.1%)のみだった。その後、「検定機と性能が異なる可能性のあるパチンコ機」の撤去が推進されるなどして、2017年1月以降の調査は、常に100%の一般入賞口への入賞が確認されていた。

リリースでは、警察庁から指摘された問題点について、「現状においてパチンコホールに設置されているパチンコ機は特に大きな問題のない状況にある」との認識を示した。また、今年1月から全国のホールを対象にした依存防止対策調査を開始しており、マンパワーの問題もあることから、この度、遊技機性能調査の定期的な実施と情報公開を終了した、と報告した。

なお、遊技機性能調査の事業については今後も継続して実施する予定で、「同調査で異常が確認された場合は、行政通報を実施する」としている。

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