PAAは5月14日、ギャンブル等依存症問題啓発週間に合わせ、「パチンコ・パチスロ依存問題勉強会」を、東京都豊島区の高田馬場BSホールおよびオンラインで開催した。会場には約30人の業界関係者が出席した。勉強会は今回で8回目となる。
今回の勉強会は学遊連の学生理事から寄せられた51件の質問をもとに、「ギャンブル等依存症の定義」「初期症状」「借金問題」など7つのテーマについてディスカッション形式で議論を展開。公立諏訪東京理科大学特任教授の篠原菊紀氏、浦和まはろ相談室代表で精神保健福祉士の高澤和彦氏、マルハン西日本カンパニーの鈴木智一氏に加え、全日本学生遊技連盟(学遊連)の理事らがパネラーとして意見を交わした。
そのうち鈴木氏は、ギャンブル等依存症対策基本法における依存に関する定義を説明し、「週何回行ったら依存症という定量的な基準はない。日常生活や社会生活に支障が生じている状態かどうかが重要」と指摘。また高澤氏は「依存症という言葉が広く使われすぎている」とした上で、「背景には仕事や生活、人間関係など様々な要因がある。問題を一括りにせず、生活全体を見る必要がある」と語りかけた。
一方篠原氏は、「のめり込むこと自体が問題ではなく、生活に支障が出ているかどうかが本質」と説明。「パチンコを通じ自己コントロールを学び、大人になっていく側面もある」と適正な遊技と向き合うことでもたらされる効用についても意見を述べるなどした。



