平和は5月10日、2024年3月期の連結決算を発表した。売上高は1,363億8,100万円(前年同期比4.2%減)、営業利益は234億3,000万円(同12.9%減)、経常利益は227億4,600万円(同14.6%減)、純利益は166億1,100万円(同19.7%減)となり、減収減益となった。
遊技機事業の売上高は401億5,600万円(前年同期比20.8%減)、営業利益は69億1,700万円(同54.4%減)と大幅な減収減益を記録した。パチンコ機の販売台数は2.8万台(前年同期比5.1万台減)、パチスロ機の販売台数は6.5万台(同1.8万台増)となった。主要製品として、『バイオハザード RE:2』や『ルパン三世 銭形からの招待状』を発売したが、パチンコ機の販売減少が全体の業績に大きく影響した。
一方、ゴルフ事業は好調で、売上高は962億2,500万円(同5.0%増)、営業利益は192億5,000万円(同32.0%増)となった。新規取得ゴルフ場の貢献や価格設定による顧客単価の上昇が主な要因である。また、送風機付ゴルフカート「Cool Cart」や「withGolf」などの新サービスの展開が奏功した。
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高1,582億円(前期比16.0%増)、営業利益300億円(同28.0%増)、経常利益292億円(同28.4%増)、純利益200億円(同20.4%増)を見込んでいる。また、2025年3月期にはパチンコ機63,000台、パチスロ機77,000台の販売を見込んでいる。