SANKYOは2月8日、新卒者の初任給の引き上げと、既存社員の給与水準の大幅な引き上げ実施を発表した。合わせて光熱費や食料品の値上げ対応として、特別手当「物価高手当」を支給する。
具体的には、新卒者の初任給は2024年4月入社の大学卒の初任給を月額30万円(別途、時間外手当、通勤手当支給)に引き上げる。また既存社員は、2023年4月から基本給について平均約20%の昇給を実施する。基本給の昇給については成果、能力などを厳正に評価し、個々に昇給額を決定する。
同社は給与の引き上げについて「高度な専門性や論理的思考力、コミュニケーション能力を有する優秀な人財の確保と、既存社員のモチベーション、パフォーマンスの向上を図ることで、当社の人財価値を高め、企業価値の向上に務める」ことを狙いとした。
また特別手当「物価高手当」については、管理職を除く全社員を対象に今年2月末日を支給日として、一律10万円を支給する。