130本にも及ぶ「研修動画の充実化」、「店舗組織の最適化」の実現など
システムを導入しただけでは宝の持ち腐れ。自社が実現したい目標を描き、使いこなさなければ意味がない。ホールの課題に沿って使いこなせる人材育成システム、それこそが『P–MOTIVATION』だ。
『P–MOTIVATION』は、昨年5月にサービスインしたパチンコ業界の人事評価及び人材育成に特化したシステムだ。個々のホール従業員に対する評価やその方法を可視化する仕組みを構築した上で、役職に応じた“学びの機会”をシステム内に盛り込んだ。また、導入ホールを中心にヒアリングを行い随時、システムをバージョンアップ。よりニーズに合った内容へと進化している。
豊富な研修動画で組織内の知識を平準化
同システムを導入する目的は、個性や特技を生かした人材の育成とチームでの組織力向上となるだろう。そして、これらの実現には、従業員のモチベーション向上が欠かせない。そのため、同システムには、モチベーション向上に欠かせない豊富な“学びの機会”を取り入れた。
“学びの機会”の中軸を担うのが、動画による研修。同システムでは、実に130もの動画コンテンツをラインナップしている。主なカテゴリは、「計数管理」、「風営法」、「ビジネスマナー」、「接客」、「遊技機の仕組み」など。ホール業務に特化した内容となっている点が特徴で、ホール従業員は興味のある動画をスマホ・PCなどでいつでも視聴することが可能だ。また、動画1本当たりの時間は3~13分と短く、資料なしで学べる内容とした点もポイント。ホール従業員は自発的、かつ気軽に学べる仕組みとなっている。
システムを構築した㈱P–MOTIVATIONの大原直樹社長は「自身に足りない知識を動画で学ぶことができるため、組織内で知識の平準化ができる点が大きなメリット。また、動画で学べる内容を元に年2回、スキルアップテストを実施しています。企業側としては誰が何をどの程度、学んだかが管理できるため、適正な人事評価に繋げることも可能となるでしょう」と、動画コンテンツの狙いを述べた。
店舗の人員配置最適化を実現
さらに、評価だけではなく“個性や組織毎の総合力”の見える化も見逃せない特徴だ。見える化とは、イコール数値化でもある。そして数値化により、同システムには「チームボード機能」(店舗状態の可視化)の搭載を実現した。
同機能では、各従業員の中から、システム内で組織選抜することにより、「従業員同士の相性値」、「評価値」、「パチンコ業界のスキル値」などを踏まえた組織編成ができる。例えば、新規プロジェクトの人員選抜や思うように業績の上がらない店舗の配置転換といった際に組織内の相性や知識習得度、個々の評価を踏まえた組織の総合力数値を見て新たな人材配置のシミュレーションをする事ができる。これにより適材適所の人材配置やチームの総合力を高めた組織編成が可能となっている。
大原社長は「システムを導入して終わりという会社も多いが、我々の目的は、システムを使いながら、従業員レベルの向上を図り、店舗の数値を上げること」と語り、あくまで同社のミッションは、ホール企業の組織力や業績の向上にある点を強調した。
◆株式会社P-MOTIVATION
Tel.03-6868-7866
http://p-motivation.jp/