パチンコ・パチスロ業界の主要13団体が支援する全日本遊技産業政治連盟は5月12日、「木村よしお先生を励ます集い」を都内ホテルで開いた。木村氏は自民党公認候補として今夏の参議院選挙に出馬を予定している。励ます集いはコロナ対策としてリモートを併用して行われ、会場には約230人が出席、リモートでは約300人の業界支援者が参加した。
遊技産業政治連盟の会長を務める全日遊連の阿部恭久理事長は、「業界はファン人口の減少、店舗数の減少と言い出せばきりがないほどの課題を抱えている。こうした課題に対して、時代に適した風営法を求める議員連盟の先生方にご協力をいただきながら業界を伸ばしていくことが我々の使命。そのためには業界が一丸となって木村先生を国政に送り、我々の支援者、代弁者としてご活躍いただくことが必要」と述べ、業界関係者に支援の輪を広げていくよう呼び掛けた。
政治連盟の副会長を務める日遊協の西村拓郎会長は、規則改正などの行政指導により業界が安定しないことを強調し、「これをしっかりと国政の場で法整備をしていだだく、そういった土壌を作っていただくことが、我々の子々孫々、この産業を残していくことになる。そのために木村先生に業界のことを勉強してもらっている」などと述べた。
来賓には、国家公安委員長などを歴任し、遊技産業政治連盟の顧問を務める野田毅氏をはじめ、風営法議連の会長を務める自民党の田中和徳衆議院議員、平沢勝栄衆議院議員、鈴木隼人衆議院議員が出席し、木村氏を激励した。
木村氏は、国政への再チャレンジの機会が与えられたことに感謝を示し、「この素晴らしい業界、未来のある業界のために皆さまと一緒に働かせていただきたい」と想いを述べた。また、産業と官庁の関係について言及し、競馬などの公営ギャンブルは担当官庁のもとで育成されているのに対し、遊技産業を担当する警察行政は規制官庁になっていると指摘。「社会情勢や経済情勢が大きく変革している。警察庁も規制官庁から産業育成官庁に変わるべきだ。その任務をしっかりと取り組み、この業界が生まれ変わった、素晴らしい環境になったと言われる産業にしていきたい」と決意を述べた。