日遊協は11月18日、都内新宿のハイアットリージェンシー東京で臨時総会を開催し、新たな役員として、内ヶ島隆寛氏(高尾)と御手洗伸太郎氏(事務局)を理事に選出した。御手洗氏は、退任する堀内文隆専務理事に代わり、新たな専務理事に就任する。また内ヶ島氏は9月14日の中部支部総会で、空席だった支部長に選任されている。
総会冒頭に挨拶した西村拓郎会長は、残すところ1ヵ月ほどどなった今年を振り返りながら、「コロナの感染拡大防止対策と旧規則機の撤去に追われた1年だったが、足元にある大きな課題は業界の疲弊で、早急に対応していく必要がある」と危機感を表し、横断的組織である日遊協としての強みを活かしながら、遊技機に関する様々な課題や、キャッシュレスシステムの研究など、時代に対応した変革を、これまで同様推し進めていきたい考えを示した。
また総会後、別室で行われた記者会見で、「遊技機の大型化に関する検討委員会」の進捗状況について質問を受けた西村会長は、多くの業界団体が委員会で議論をしている状況を、「日遊協にとって大きな出来事だ」と評価。さらに、「話を突き詰めると大型化だけにこだわるのではなく、音の問題や飾りの位置など、細かい点を含めればどんどん問題がでてきているので、これからブラッシュアップしていくことになるだろう」と説明した。
一方、キャッシュレス推進プロジェクトチームの進捗状況については、「課題は山積みだが、今の時代の流れにおいて、検討を進めなければならないと考えている」と述べ、どのような形であれば、実現できるのかなどについて、課題を整理している状況にあることを明らかにした。