依存症対策費大幅増、従来比275%〜21世紀会

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 業界14団体で組織する「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」は12月6日、依存症対策費の年間予算を、従来の2,800万円から7,700万円(従来比275%)へ大幅に引き上げる方針を発表した。11月22日開催の21世紀会の会議で決議した。

 従来の年間予算2,800万円はパチンコ依存問題電話相談機関「認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)」に対する支援金。

 増額分の4,900万円は、(1)RSN電話相談の夜間対応費(16:00〜22:00)、(2)RSN本体(所在地:沖縄県)へのホール従業員出向費、(3)全商協RSN運営費に充当される。(1)の夜間対応は11月1日より開始。また(2)のホール従業員出向も今年5月からすでに開始されている。

 (3)の全商協RSNは、RSN本体の業務負担の軽減するため全商協(遊技機販売業者団体=主にパチンコ)が2015年から全額を負担して取り組んでいるもので、依存問題以外の内容に対する電話相談(クレーム等)対応業務。21世紀会では今年4月以降の経費を構成団体で応分に負担していく方針を決めていた。

 今回の決議で21世紀会は、構成14団体をホール団体(5団体)と供給団体(全機連9団体)に棲み分け、それぞれ50%ずつを負担することを基本に、各構成団体の負担割合に応じて(1)〜(3)の経費を負担していく方針を決議。また「対面による依存問題無料相談会の実施等」についてRSNと21世紀会で業務委託基本契約を締結する方針も決議した。

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