RSN、20代と30代からの相談件数が増加傾向

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 パチンコ依存問題に関する電話相談等の活動を行う認定特定非営利活動法人、リカバリーサポート・ネットワーク(RSN、西村直之代表)のレポートによると、2017年8月の電話相談件数は473件(沖縄RSN413件、全商協RSN支援室60件)で前月比で82件増加し、前年同月比では292件の増加となった。同月の相談件数は同年3月と同件数で、RSN創設以来の最多相談数となり、同年1月から8月までの1カ月間の相談件数が400件を超えた月はすでに5カ月に上っている。

 政府によって「ギャンブル等依存問題対策」に関する政策が議論されていることもあり、各ホール企業が熱心に対策を実施していることや、ぱちんこ業界からの出向者が積極的に相談電話に対応したことなどが増加の要因となっており、同年の累計相談件数は3,190件、2006年4月の開設からの累計では2万3,463件となっている。また「コーラーの年齢」(本人、初回のみ)では、20代と30代の構成比が計57%と、平均的な店舗における遊技客の年代別構成比より高くなっており、この傾向が強まりつつあるため、若年層への対策を強化する必要があると考えられる。

 なお、沖縄RSNの相談件数の内訳は、初回相談337件、複数回46件、間違い・無言・問い合わせ30件。そのうち本人からの相談は284件、家族・友人からの相談は51件、援助者からの相談は1件、ホール関係者からの相談は1件だった。

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