ABC、奨学金返済支援制度を新たに導入へ

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 静岡・山梨・長野・愛知県に39店舗を展開する株式会社ABC(冨田直樹代表取締役社長)は、2018年4月より新たな福利厚生制度として「奨学金返済支援制度」を導入する。

 奨学金に関しては、独立行政法人日本学生支援機構の調査によると2014年度では奨学金利用者は141万人、大学生では2.6人に1人が利用していると推計されている。また、同社独自で2014年以降の新卒社員アンケート調査を実施したところ、「約54%の社員が学生時代に返済義務のある奨学金を利用している」、「平均借入額は300万円で、平均返済期間は16年」という現状や、「学生時代の学費や生活費を支援してくれた奨学金へ感謝するとともに、現在の返済が重荷になっている。将来への返済に不安を感じる」という意見が多数見受けられたという。

 こうした奨学金を取り巻く現状や、アンケート調査結果を受け、同社では新卒入社後5年間(60か月)の間、各月給与に3万円の援助支給(上限180万円)を行うことを決定。2018年度4月に入社する新入社員と既存の社員に適用する予定となっている。

 同制度の導入は静岡県内企業で初となる。同社では生産性向上をテーマとした各種業務改善、制度改善に取り組み、残業時間の削減と有給休暇の取得促進など、社員が安定して働ける環境づくりに継続して取り組んでいく姿勢だ。

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