プローバグループ、事業承継効果で売上高108%

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勤続表彰では5、10、15、20年勤続の社員42名と、10、20年勤続のパートナースタッフ9名の計51名を表彰した。

 広島県を中心にパチンコホール18店舗、ゲームセンター16店舗などを展開するプローバグループ(広島市安佐南区、平本直樹代表取締役)は11月9日、広島市内のホテルで第20回社員決起大会を開催した。

 大会の中で報告された平成28年8月期(平成27年9月1日〜平成28年8月31日)の決算概況によると、プローバ及びプローバ島根をあわせたパチンコ事業は、売上高431億800万円(前期比108.8%)、営業利益6億500万円(同51.2%)、経常利益5億6600万円(同47.3%)となった。昨年、島根県の中央商事からパチンコホール4店舗を事業承継したことや山口県に新規出店したことなどにより、売上高は前年を上回った。一方で、既存店舗の改修や新規出店を行ったことで販管費が増え利益は減少した。

 ゲーム事業やボウリング・物販事業、人財開発事業などを含めたグループ連結は、売上高447億7700万円(前年比108.9%)、営業利益7億9400万円(同50.3%)、経常利益6億9500万円(同48.2%)となった。

 平本代表は当期全般について、一人一人による自己責任経営とお客様視点の経営が浸透したことにより、「事業の拡大がスピーディに進んでいる」と振り返った。また、昨年9月の事業承継によりスタートしたプローバ島根については、「当初は不安もあったと思うが、環境の変化に対するスピーディで柔軟な対応や社員同士の交流などが行われ、頼もしく思っている。引き続き、交流を進めていきながら、経営統合を深化していきたい」などと語った。

 20回目となった社員大会には、来賓や内定者、同社奨学金制度を利用する留学生などを含め約200名が出席。永年勤続表彰や店舗表彰が行われ、パチンコ部門の最優秀店舗賞には《江JALA店》が選ばれた。店舗表彰は、店舗キャッシュフローや売上計画費、予算経費削減率、係長以上による投票が基準となっている。

 大会ではその他、同期の社員がチームとなって集中力や知力、運などを競うゲームや懇親会が行われ、結束力と絆を深めながら次期目標達成に向けて英気を養った。

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