館長の蓮見晃弘(46)さんは、18歳の時から3年前まで25年間料理の道一筋に打ち込み、一昨年まで都内でフランス料理店を経営していた。20数年前、仕事の合間に初めて経験したパチンコの魅力に取り憑かれ、勝つためにパチンコ台を購入し、その仕組みを研究したのが収集のキッカケだったという。自宅で収集した台は置き場所に困り、家族が伊豆の八幡野に所有していた別荘に収納するようになった。さらに趣味が高じて2014年に店の経営を弟に譲り、パチンコ台を設置する仕事の経験を積んで、今年1月に同館をオープンさせた。
館内ではパチンコ台を観賞用として展示しているほか、一部の台は実際に打って遊べるように改造している。また既存の台の盤面や役物、液晶部分を独自に工作・アレンジして、インテリアや装飾ツール、アート、玩具としても展示している。
現在は遊技機を約300台所有しており、今後は1週間から10日前後の期間でローテーションを組んで展示していく予定という。
蓮見館長は、「パチンコは音声、音楽、役物、液晶など様々な要素があり、きらびやかで奇麗で楽しく面白いモノと感じて頂き、あらためてパチンコの魅力を見直すキッカケになってくれればと思い開館しました」と話している。
所在地は、静岡県伊東市八幡野1282-81。伊豆急行線伊豆高原駅下車、徒歩20分。木、金、土、日の週4日の午後開館。入場は無料。