業界の窮地に立ち向かう新生・全遊振が始動

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全遊振とパチ研の組織統合後、初の例会となった。

 全国遊技ビジネス振興会は1月21日、パークサイドホテル上野でパチンコ産業研究開発機構との組織統合後、初めてとなる第4期第1回例会を開催。新生・全遊振として新たなスタートを切った。

 例会では新体制の役員である三井慶満最高顧問、小森勇名誉顧問、曽我部康二会長が挨拶。曽我部会長は今後の活動内容を報告する中で、「2団体の良い所を合体させたい。パチ研で取り組んできた大型セミナーやボランティア活動なども今後は全遊振として取り組んでいきたい」などと新生・全遊振への期待を口にした。

 さらに当日は2008年の北京、2012年のロンドンと2大会連続でパラリンピックに出場した中西麻耶さんによる記念講演を実施。

 中西さんは事故による右足切断を機に、ソフトテニスプレイヤーから障がい者スポーツの陸上競技に転向、数々の挫折を経験してきた自身の半生を語る中で、「自分に限界をつくってしまうことが本当の“障害”。自分の限界を決めず、何歳になっても目標を持ち、挑戦し続けてください」と受講者を激励。更に「必ず窮地の時にはチャンスが舞い込んでくる。窮地の時こそ卑屈にならずに、自分にしかできないことを精一杯やってください」などと激動の2016年を迎えるパチンコ業界関係者へエールを贈った。

 なお、組織統合により全遊振の総会員数は530名になった。

  • 中西麻耶さんは「不屈の闘志」を演題に講演を行った。

    中西麻耶さんは「不屈の闘志」を演題に講演を行った。

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