セグメント別では、国内の金融市場は新製品の積極投入等により更新需要を確実に捉え、販売が好調に推移。海外市場は欧米の金融機関の設備投資が低調だったものの、販売網の整備・拡充等を推進したことにより、特に中国をはじめとしたアジアにおける販売が堅調に推移し、市場全体では前年同期並みの販売となった。また、体質強化戦略の一環として、一層の経費削減と製造原価の低減を推進したとしている。
この結果、第3四半期のグループ全体の売上高は994億6900万円(前年同期比3.3%増)、本業の儲けを示す営業利益は74億100万円(同42.7%増)、経常利益は77億8400万円(同22.4%増)、四半期純利益は44億2700万円(同22.1%増)で推移している。
なお、通期業績予想に変更はない。平成23年3月期の通期業績予想は次の通り。
売上高1450億円(前年比7.3%増)
営業利益100億円(同30.1%増)
経常利益100億円(同11.0%増)
当期純利益60億円(同17.5%増)
また、同社では同日(2月4日)開催の取締役会にて、期末配当予想を上方修正。1株当たりの期末配当金を前回予想17円から20円にし、中間配当金17円を加えた年間配当金を37円にすることを発表した。