11月21日に行われた遊技場メダル自動補給装置工業会通常総会で、パチスロ市場を巡る厳しい環境が改めて浮き彫りとなった。
同総会で挨拶した大泉政治理事長はパチスロ市場の現状について、「本年度の日電協販売実績が前年比で70%程度減少。周辺機器はこれよりひどく、約82%も落ち込んだ」と未曾有の危機的状況であることを示唆。前年が5号機入れ替え特需とでも呼ぶべき伸長を見せた反動もあるが、パーラー数、参加人口の減少やパチンコへのシフトから、パチスロ市場がかつてない停滞感を見せているとの認識を示したもの。
今後については「来期はパチスロが浮上することを祈るのみだ。そして我々は出来うる限り、ホールの方、ファンの方に喜ばれる機器を開発していくしかない」としている。