廃棄台リサイクルに障害者を受け入れ

投稿日:

 廃棄台などのリサイクル事業を手掛ける日向(横浜市・冨野武久社長)が取り組む障害者採用の動きが話題を集めている。1 月8 日付神奈川新聞が伝えている。

 これは養護学校の実習先として生徒を受け入れているもので、同社では事業を始めた2 ヵ月後の05年1 月からこれを実施。特定非営利活動法人(NPO法人)アリスの指導協力のもと、これまでに約40人が仕事を体験、すでに1 人を社員として採用している。

 同社の行うリサイクルはすべて手作業によるもの。鉄やプラスチックは素材として再利用に回し、木枠は加工して土地改良材にするなど、ほぼ100 %のリサイクル率を達成しており、月に約600 台を処理しているという。

 解体作業は細かく根気が求められるため、障害者一人あたりの処理ペースは健常者の3 分の1 程度にとどまるが、神奈川新聞の取材に答え冨野社長は、「とくに自閉症の子は興味を持てば熱中する傾向があり、作業に向いているような気がする。今後は処理台数を増やしたいので、合う人が入れば、これからも採用したい」とのコメントを寄せている。

-業界ニュース

© 2024 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) Powered by AFFINGER5