全日・山田理事長は辞職、副理事長も総辞職へ

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 全日遊連は8月5日、執行部会を開き、山田茂則理事長の「辞職願い」を改めて執行部で受理し、副理事長も全員、辞職する方針を決めた模様だ。今回の方針は、来る8月10日の全日遊連臨時理事会で報告される見通し。

 全日遊連トップの不祥事をめぐる一連の問題で全日遊連執行部は当初、山田理事長および現体制を継続する方針を示し、7月20日の理事会でも山田体制続投が決議されていた。唯一、山田理事長はじめ執行部の責任は大きいとして執行部の総辞職を求めていた原田實副理事長(都遊協理事長)の提案は否決され、結果、原田副理事長だけが執行部を辞任するという異例の事態におちいっていた。また、この原田副理事長辞任という結果に対して、原田副理事長のお膝元の都遊協理事会が反発、都遊協として原田理事長を全面的に支持し、全日遊連から執行部への復帰を求められても応じないなど、全日遊連執行部へ不信感を示していた。

 8月5日の執行部会では、こうした経緯を受けて、改めて山田理事長に係わる問題を審議し、以前から提出されていた山田理事長の「辞職願い」を執行部で受理することとし、事実上、山田理事長の辞職を認め、あわせて6名の現副理事長(※)も辞任する方向を固めたものと思われる。この内容は8月10日の臨時理事会で諮られ、承認されれば決定される。

 また、新しい理事長については、選考委員会を設置し、同委員会で候補者を推薦する方向だ。選考委員会は、各委員会から代表者6名および各ブロックから代表者9名を選出し、計15名で構成。現副理事長は選考委員から除外される。

 ※注:全日遊連の副理事長は、北海道、東北、関東、東京、中部、近畿、中国、四国、九州の全国9ブロックの各代表者が就くのが通例。東京代表の都遊協理事長は7月19日に辞任、中部と四国は欠員となっており、現在は6名体制。

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