今回の方針は、同機の射倖性に対する業界内外からの批判を受けたもの。同社では4月中に予定される次の新台(現在申請中)を代替機の中心に据え、その代替機の販売価格を「通常の半額程度」(同)に設定。また、「この時期に出る」(同)同グループ製のパチスロ機についても同様の取引条件を提示する考えで、すでに協力済のパーラーにも、同じように「特別の価格で新台を提供したい」方針が示された。
代替機は「『ミリオンゴッド』の行き過ぎた部分を引き下げた分、ゲーム性や安定性など、パチスロ機の本来あるべき要素を最大限引き出したもの」(同)という内容で、岡田社長は日電協の自主規制で示された『4.5号機』の範囲を遵守、「本来あるべき姿に戻したい」と強調した。『4.5号機』はIN2万枚に対する最大差枚数に1万枚以内という上限を設定。1万枚超えの頻度も2.5%以内に抑えられている。
※1.代替機の範囲について同日、岡田社長は、注目の15インチ透明液晶“アルゼディスプレイ”第1号機『ハナビヒャッケイE』も入れることに前向きな考えを示している。ただし同機の納入が先行導入店ですでにはじまっていることや、今回の方針が同日時点で全国パーラーに伝達できていない点などに配慮した対応をとりたい考えを伝えている。