北電子が主催する体験型稲作プロジェクト「米(マイ)ジャグラープロジェクト」の稲刈りが10月11日、福島県いわき市で行われた。参加したのは、多数の応募の中から選ばれたジャグラーファン27名と、北電子の社員・家族6名の合計33名。そこに、ジャグラーアーティストとして活動する虹キラ隊長も加わり、ジャグラー談義などを通じて交流を図りながら、食用米「天のつぶ」の稲刈りを体験した。
今年5月に田植えを行った《ファーム白石》の田んぼでは、青々と育った稲が収穫の時期を迎えた。汗をかくほど気持ちの良い秋晴れの中、同ファームの白石長利代表から説明を受けた後、参加者たちは米づくりの締めくくりとなる稲刈り作業を満喫した。
初採用となった「天のつぶ」は福島県が15年もの歳月をかけて開発した独自品種。しっかりとした粒感と適度な粘りが特徴で、冷めても美味しさが長持ちするという。また、コシヒカリなどに比べて草丈が短いため、風や雨の影響を受けにくく、倒伏(稲が倒れること)に強い耐性を持っていることも特徴だ。
白石代表は「今年は水が欲しい時に不足し、水がいらない時に台風や大雨の影響が出るなど、水の確保や排水管理に非常に苦労しました。収穫量は少し減ってしまったものの、天のつぶの特徴を最大限に発揮してくれたおかげで、倒伏もなく、品質を落とすこともなく無事に収穫を迎えることができ、ひとまずはホッとしています」と振り返る。
稲刈りを体験したファンに感想を聞く中で印象的だったのは、稲の成長を自分ごととして見守っていることだ。田植えから参加したファンは「大雨の影響で苗が大丈夫か心配していましたが、元気に育った姿を見て安心しました」と笑顔を見せ、地元から参加したファンは「福島県の独自品種を使った『米(マイ)ジャグラープロジェクト』ということで、復興支援の観点からも絶対に成功してもらいたいと思っていました。今回無事に収穫できて、また一歩前進できたと思います」と話した。
難しい気象条件の中でも負けることなく完走を迎えた、いわき市での「第9期米(マイ)ジャグラープロジェクト」。北電子関係者は「プロジェクト自体も今年で9年目となり、途中ではコロナ禍による規模縮小、酷暑や連日の雨による収穫への不安等、継続しているからこそさまざまなことがあります。こうした難局を乗り越えられるのも、ファンの皆さまの応援や地元関係者の方々の理解と協力があってのことだと思います。改めて感謝申し上げるとともに、人と繋がりながら継続することの大切さを忘れることなく、これからも積み重ねていきたいと思います」と気持ちを新たにする。
来年は節目となる10年目を迎える同プロジェクト。地域やファンとのつながりを大切にしながら歩みを重ねる「米(マイ)ジャグラープロジェクト」の展開に注目したい。










