冒頭挨拶した日電協「明日の日電協を考える委員会」の吉国委員長は、昨年末のIR推進法成立から浮上したギャンブル依存症対策で揺れる業界の現状や、依存対策に紐づく規則改正が視野に入っていることを踏まえ、「従来のように華やかなだけではなく、パチスロの未来について、ファンの皆様、そして業界の皆様と語り合う機会としても位置づけた」と説明した。
また共同開催の回胴遊商の大饗理事長も、「今回はサブタイトルに『みんなで考えよう。パチスロの未来を!』と掲げた。依存問題だけでなく業界のいまと未来を前向きに討論し、少しでも業界を前進させることができればと思う。またファンイベントとしても人気ライターに多数参加してもらうなど直接ファンの皆様に語りかけてもらう機会を提供していきたい」と語った。
イベントの概要については「明日の日電協を考える委員会ワーキングチーム」の井上ワーキング長から説明された。
それによると今回は業界関係者限定の「緊急公開討論会」と、一般開放の「ウルトラ大試打会」の2本柱の構成。緊急公開討論会では業界内外から有識者に集まってもらいIRや依存問題についてさまざまな角度から公開討論が実施される。もう一つの柱であるウルトラ大試打会は昨年に引き続き開催するもので、今回は前回より4メーカー多い日工組メーカーを含む21メーカーから1社4台、計84台が出展される。出展機種は2017年8月の段階で検定取得済みのパチスロ機。ウルトラ大試打会の模様は「ニコニコ生放送」でライブ中継される予定だ。
日電協及び回胴遊商はパチスロの日は2010年7月、日本記念日協会認定のもと8月4日(8=パチ、4=スロ)を「パチスロの日」に制定し、全国のパチスロファンに感謝する日に定めていた。
※大饗(おおあえ)裕記理事長の「あえ」の字は、上が「郷」ですが、環境によっては正しく表示されない場合があります。ご了承願います。