例会ではアガルタの長屋幸二取締役社長とエスサポートの三木貴鎬代表取締役を講師に招聘。長屋取締役社長はインバウンド活用について、三木代表取締役は2016年のスロット市場について講演を行った。
長屋取締役社長は「日本を訪れる外国人はパチンコに興味を持っている人が多い。遊技人口が減少している現在、訪日外国人を取り込むことで売り上げアップに繋がる」と外国人集客の必要性を主張。特に、訪日外国人観光客数で上位5に入る中国、韓国、台湾、香港、アメリカを意識した対策が重要だと述べた。
その後、外国語で書かれたガイドブックや外国人店員、日本文化を取り入れた賞品コーナーなど、既に外国人集客に取り組んでいる店舗の事例を紹介。「これらの事例はやったからといってすぐに外国人集客に結び付くわけではない。継続することが大事。しっかり準備していれば、外国の方が来店されたときにしっかり対応できる。外国のお客様は動画やブログ、SNS等でその体験を広めてくれる。それが最大のPRになる」と根気強く取組む必要性を説いた他、今後の展開として旅行会社と連携して外国人を対象としたパチンコツアーを計画していることを明かした。
一方、三木代表取締役は2016年のスロット市場について講演。今年8月1日以降、新台導入される機械の純増が2.0枚/G以下に抑えられることについて「スペックは2009年から2011年までの機械の出玉性能に近い。この期間は5号機で一番稼働が良かった時代。今後は、この時のような稼働を取り戻せる可能性がある」と主張すると、「2010年頃のように、高設定を使い、出玉率を引き上げ、お客様の勝率を如何に上げれるかに注力したホールが勝ち残る」と述べ、AT・ART機やノーマル機、そして低貸スロットの運用法をレクチャーした。