マースの2015新製品発表展示会がスタート

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昨年の参考出展から1年。『立体Air紙幣搬送システム』がついに実用化にこぎつけた。従来の水平搬送に加え垂直搬送を実現。高い技術力が集約されている。

 この9月半ばまでに全国7ヶ所で開催される展示会の口火を切って9月1日、東京・新宿にあるマース本社で『2015 マース新製品発表展示会』がスタートした。

 今回発表された新製品は現金の一元集積・管理を実現した『立体Air紙幣搬送システム』と、景品交換システム・据置型景品払出収納庫の『m9660(6レーン仕様)』並びに『m9670(7レーン仕様)』、そして従来の接客サポートシステムに新たに加わった『音声通知機能』だ。

『立体Air紙幣搬送システム』は1年前の昨年の展示会で参考出展されていた。今回は実用化に伴う発表で、すでに8月6日にはグランドオープンした《一番舘草加店》=埼玉県草加市=への全国初導入も果たしている。

 従来はAirによって水平搬送された紙幣は島端金庫にそれぞれ回収されていた。今回の立体搬送では垂直方向への紙幣搬送を実現。島内に集められた紙幣を島外に垂直搬送したのちに縦横無尽に立体に組み立てられたAir搬送ダクトを伝って1箇所に集められた金庫に現金を回収する(垂直搬送は上方、下方の両方に対応)。

 現金回収業務はホールスタッフに与える心理的負担が大きい上に、営業中の回収はプレイヤーの視線も憚られる。立体Airは安全・安心な現金管理に道を開くとともに、プレイヤーに配慮したスマートな回収を実現した。

 据置型景品払出収納庫の『m9660(6レーン仕様)』と『m9670(7レーン仕様)』は本体の天板の突起物を完全排除したスタイリッシュなフラットデザインと、約2.8秒の高速景品払出が特長。また景品在庫計数機能も搭載し、収納庫内部にある景品を自動計数する。

 接客サポートシステムに追加された『音声通知機能』は会員カードの使用で検知した常連など上客の来店をダイレクトにインカムに音声通知する機能。従来はPOSやパソコンへの画面通知を確認したスタッフから上客の来店を知らせる仕組みになっていたが、インカムへの直接通知により、スピーディーな接客を支援。課題の「のめり込み防止対応」への有効活用を視野に入れている。

 なおAir紙幣搬送システム導入店は8月末現在で550店舗を達成。主力のパーソナル導入店は1,518店舗、メダルパーソナルは111店舗(7月末現在)で推移している。

 マース展示会は名古屋、福岡、岡山、大阪、仙台、札幌でも開催される。

  • 天板の突起物を完全排除したスタイリッシュなフラットデザインと、約2.8秒の高速景品払出が特長の据置型景品払出収納庫。

    天板の突起物を完全排除したスタイリッシュなフラットデザインと、約2.8秒の高速景品払出が特長の据置型景品払出収納庫。

  • 接客サポートシステムに追加された『音声通知機能』。会員カードの使用で検知した常連など上客の来店をダイレクトにインカムに音声通知する。

    接客サポートシステムに追加された『音声通知機能』。会員カードの使用で検知した常連など上客の来店をダイレクトにインカムに音声通知する。

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