全国の都市を代表する34チームが出場する社会人野球大会の最高峰、第85回都市対抗野球大会が7月18日、東京ドームで開幕。7月20日にはセガサミー(東京都代表)、翌21日には永和商事ウイング(四日市市代表)が登場した。セガサミーは4年連続7回目の出場、永和商事ウイングは初出場。
『富士重工業(太田市)6-2セガサミー(東京都)』
セガサミーは昨秋の社会人野球日本選手権準優勝の強豪、富士重工業と対戦。応援席にはセガやサミーでおなじみのキャラクターも参加し、エンタテインメント企業らしい賑やかな応援で選手に声援を送ったが、試合は終始リードを許す苦しい展開。最終回には無死満塁の好機を作り応援席のボルテージも最高潮に達したが1点を返すにとどまり、中盤までの劣勢を押し返すことはできなかった。
『新日鐡住金かずさマジック(君津市)4-1永和商事ウイング(四日市市)』
初出場の永和商事ウイングは選手権を制し優勝候補の一角と目される新日鐡住金かずさマジックと初戦で当たった。試合は神谷投手が強豪相手に好投を見せるなど善戦したが、じわじわ押され惜敗。その中でも平松選手がホームランを放ち一矢を報いた。試合後には呉社長が挨拶し応援に感謝するとともに、「選手はよく頑張ってくれた。来年また来たい」と捲土重来を誓った。