セガサミー、「Angry Birds」開発企業を1,036億円で買収

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セガサミーホールディングスグループの㈱セガは、フィンランドのモバイルゲーム企業「Rovio Entertainment Oyj」(以下、Rovio)を、英国完全子会社のSEGA Europe Limitedを通じて、総額7.06億ユーロ(約1036.8億円 1ユーロ=146.9円)で買収することを発表した。本買収は、2024年3月期第2四半期に完了予定である。

セガサミーホールディングスでは、2024年3月期までの中期計画でエンタテインメント事業のコンシューマ分野を成長分野と位置付け、既存IPのグローバルブランド化やマルチプラットフォーム展開などに取り組んでいる。

2026年3月期までに、総額2,500億円程度を成長投資として充当する予定であり、その中でもコンシューマ分野において開発リソースの強化や新たなエコシステムに対する投資を実施していく。

Rovioは、グローバルブランド「Angry Birds」で有名であり、同社のモバイルゲームは累計50億ダウンロードに達している。セガは、Rovioの運営型モバイルゲームの開発能力及び運営ノウハウを獲得し、既存IPのモバイルゲーム化やマルチプラットフォーム対応を促進することで、ゲームポートフォリオの強化を図る。

また、両社はグローバルキャラクターの多面的メディア展開のノウハウを共有・連携し、相互のファンベースの拡大を加速させる。Rovioは「Angry Birds」、セガは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をそれぞれ映画・アニメ・マーチャンダイジング等で展開しており、世界的規模のファンベースとIP展開ノウハウを保有している。さらに、Rovioが保有するIPのクロスプラットフォーム展開をセガがサポートする予定である。

セガサミーホールディングスの里見治紀代表取締役社長グループCEOは「グローバルゲーム市場において、今後のポテンシャルが大きいモバイルゲームの展開を加速させることはセガにとって長年の悲願。今回「Angry Birds」を持つRovio社との発表を嬉しく思う。長い歴史の中で様々なプラットフォームに「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」などのタイトルを展開してきた。両社のブランドやキャラクター、ファンベース、企業文化や機能の組み合わせによって大きなシナジーが発揮されると確信している」とコメントしている。

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