冒頭、挨拶に立った青松英和理事長はファン人口の急激な減少に対して「お客様目線からかけ離れた営業を続けてきた結果に集約される」とした上で、「ビックリするほどコストの掛かった店づくり、頻繁に行われる高価な遊技機の入れ替えにかかる費用はお客様の負担。多くのパチンコ・パチスロファンは決して豪華に作られた店を求めているわけではない」と述べ、高コスト体質からの脱却、社会から容認される営業の確立を強調した。
また、総会後には、長野県警察本部生活安全部生活安全企画課の小林初雄課長補佐による「健全営業の推進について」、同刑事部組織犯罪対策課暴力団排除推進室の神林徹課長補佐による「最近の暴力団情勢について」と題した記念講話が行われた。
講話の中で昨年10月と今年2月に県下で発生した遊技機の無承認変更事案に言及した小林初雄課長補佐は「これはまさに異常な事態と言わざるを得ない。釘1本、部品1個でも無承認変更に変わりはない。すべての従業員に行き届いた教育・指導を徹底し法令順守の意識向上を図ってほしい」と遵法営業の推進を強く訴えたほか、のめり込み問題への対応、広告宣伝等の健全化の徹底、適正な賞品提供の徹底、置引防止への取り組みなどを要請した。