マルハン、コスト削減により経常利益が過去最高

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 マルハンは5月28日、都内ホテルで2014年3月期会社説明会を開き、決算概要などを報告した。

 同期の売上高(連結)は2兆1116億5400万円。前年同期比でマイナス1.2%の微減となった。一方、営業利益は前年比45.9%増の579億円、経常利益は同42.8%増の605億7300万円、当期純利益は同59.3%増の323億6800万円となった。経常利益、当期純利益ともに過去最高を記録した。

 冒頭、韓裕社長は「コスト削減について、かなり力を入れて取り組んできた。まずは社内から経費節約に対するアイデアを募り、7704件が集まった。各現場ではできることから取組み、横断的な節約については本社に改革委員会を立ち上げ、権限を本社に集中して予算の管理をおこなった」と述べ、経費削減に徹したことを強調した。

 主要費用の機械入替費は790億円に抑え、前年の931億円よりも141億円縮小。広告宣伝費は99億円となり、前年の172億円から大幅に削減した。

 コスト削減を推進した一方、競争力が低下したことにも触れ、韓社長は今後の課題とした。

 2015年3月期は、コスト削減と効果(稼動)の最大化を図り、売上高2兆297億円、経常利益615億円、新店15店舗を目指す。新店では低貸専門店の出店も予定しているという。

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