当期中の販売タイトルは、パチンコ機は『CRフルメタル・パニック!TSR』シリーズ(2011年9月発売)、パチスロ機は第1四半期からシフトした『リングにかけろ1〜黄金の日本Jr.編〜』(2011年9月発売)。パチンコ機の販売台数は前年同期比2万297台減の2万8356台、パチスロ機は有力タイトルと目されていた『リングにかけろ1〜黄金の日本Jr.編〜』の販売が好調に推移し、同3万3213台増の3万5019台になったことを報告している。
この結果、第2四半期は売上高210億7900万円(前年同期比37.4%増)、本業の儲けを示す営業利益は42億3600万円(同40.0%増)、経常利益42億4300万円(同40.4%増)、四半期純利益24億8800万円(同4.4%増)で推移している。
また、第2四半期決算発表に併せて、今年5月に公表した2011年3月期通期個別業績予想の修正も発表。修正後の2011年3月期通期個別業績予想は売上高331億円(前回予想341億円)、営業利益45億5000万円(同38億6000万円)、経常利益45億7000万円(同38億9000万円)、当期純利益26億5000万円(同22億8000万円)。
修正の理由について同社では、APEC開催に伴う遊技機入替自粛の影響など第3四半期以降の不透明な市場環境や機種開発の進捗状況などから、パチンコ機の通期販売台数を6万8000台(当初計画比2万2000台減)、パチスロ機の通期販売台数を4万1000台(同6000台増)、通期におけるパチンコ機及びパチスロ機の合計販売台数を約10万9000台(同1万6000台減)に修正した。この結果、売上高は331億円(同10億円減)と当初計画を下回るものの、市場環境に即応した価格戦略の見直しや適正数量の部材発注、その他経費の効率化などにより、利益面は前回予想を上回る計画になったと報告している。