期中は6店舗を新規出店する一方、休業・廃業していた13店舗の営業を再開し、新規出店のうち3店舗と営業再開店13店舗でパチンコ貸玉料1円・パチスロ貸メダル料5円の低貸玉営業を導入。さらに既存営業店17店舗についても同様の低貸玉営業店に業態変更した。第2四半期末時点の総店舗数は299店舗となり、このうち低貸玉営業店は122店舗(導入率40.8%)となっている。
業績については、低貸玉営業店の増加によって売上高は前年同期比9.9%減の5049億3100万円となったものの、利益面は低貸玉営業による客数の増加や稼動の向上、中古機の活用や広告宣伝費の抑制といった経費のコストダウンにより、営業利益は同248.9%増の165億2200万円、経常利益は同439.1%増の156億7200万円と大幅な増益を確保した。最終利益(四半期純利益)については、今期からの遊技機に係る会計処理方法の変更に伴う費用として特別損失134億7200万円を計上したが、前年同期8億円の赤字から2億200万円の黒字に転換した。
通期(08年4月?09年3月)の見通しについては、既存店の業績向上とあわせて利益率の高い業態への転換を推進することで、売上高は前期比5.9%減の1兆50億円と減収を見込むものの、営業利益は同116.1%増の339億円、経常利益は同160%増の323億円、純利益は同66.8%増の72億円と予想している。