岐阜のパチンコパーラー経営企業の(株)松三と関係会社の(有)大和および(株)ケィスリーの3社が10月8日に岐阜地裁大垣支部から破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。帝国データバンクが提供する10月27日付けのネットニュースが伝えている。
それによると松三は近年の大型店の進出などの影響で不採算店舗が増加。2006年12月までに不採算店舗を閉鎖するなど7店舗体制に事業を縮小していたが、なお不振が続き、今年3月までに全店舗を閉鎖。08年4月期の年収入が約5億5000万円に落ち込んだことに加え、先行き見通し難から事業継続を断念した。関係会社の大和は3店舗、ケィスリーは2店舗のパーラーを経営していたが、松三に連鎖したとしている。
負債は、松三が約61億円、大和が約56億円、ケィスリーが約52億円で、3社合計で約169億円に達している。