パーソナルPCシステム、導入100店舗突破

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 マースエンジニアリングは5月14日、『パーソナルPCシステム』の導入店が100店舗に到達したことを明らかにした。

 このシステムは同社のプリペイドカードシステムに各台計数機能を連動させた点が最大の特長。各台計数のため玉箱の積み上げは不要で、パチンコパーラーにおける労働環境や経費などの改善する画期的なシステムとして2006年3月から本格的な販売が開始された。

 ただ箱積みがスタンダード化している状況の中で初年度の導入店はわずか17店舗と振るわず、苦戦を強いられたが、翌年になると有効求人倍率が上昇、業界の求人情勢に厳しさが増したのに加え、1円パチンコなどの低貸玉営業が普及した影響などから、昨年12月までに累計74店舗までに導入店を伸ばしていた。

また今年3月には新バージョンとなる『パーソナルII』を発売。島工事不要での各台計数システムの導入を提案していたが、現在までに30店舗を超えるパーラーへの導入が決まっている。『I』が各台に玉計数機を設置するのに対し、『II』では各台計数専用の玉箱からレーンの自然勾配をつたってCRユニット内を通過する玉をセンサーで計数、計数後の玉は既存島のアウト玉回収ラインに流し込まれる仕組み。

 一方、同社では同じく5月14日、2008年3月期(07年4月1日?08年3月31日)の決算を発表。連結ベースで売上高260億1600万円(前年比2.1%減)、営業利益51億8800万円(同2.2%減)、経常利益53億8100万円(同0.6%減)、当期純利益31億6400万円(同6.2%増)を計上したことを報告した。

 プリペイドカードシステムの当期中の導入店舗は各台計数の『パーソナルPCシステム』の70店舗を含めて180店舗。3月末時点の累計導入店舗数は1812店舗(市場シェア17.6%)で、同システムの個別売上高は97億8700万円を計上。景品管理システムは上位モデルの『mシリーズ』や標準モデルの『eシリーズ』の2タイプなどの販売で個別売上高は32億400万円。またRFID(セキュリティを強化した入退出管理システムやゲームセンター向けの認証システムなど)では11億4600万円の売上を計上した結果、アミューズメント関連事業部門の売上高は前年比2.2%減の254億2100万円となっている。

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