新内規動向について日工組事務局長が講演

投稿日:

 産業フェア2日目となる8月29日、シンポジウム会場において無料公開講座「パチンコ、パチスロ開発動向」が開かれ、日工組・松本一男理事事務局長がパチンコ機の動向について講演を行った。

 10時より開催された同セミナーではまず、日工組・松本一男理事事務局長が壇上に立ち「パチンコ機開発動向」について講演。はじめにリサイクルへの取り組みについて触れた後、内規の位置づけを説明。新内規、新機種の動向について、

「今回の内規では大当たり終了後の時短機能が一番の目玉となる。技術上の規格には(メインデジタル変動の)スタートチャッカー入賞、入球から5秒以上という項目があるものの、かなりギリギリの時間設定にして各社準備をしていると思う。また普通図柄については6秒以内で判定しなければならないが、その点にも工夫をして確率変動中も含め規格にある「1を超えない出玉率の範囲」で普通電動役物の開放時間を長くした。今回はフルスペックタイプが大半を占めているが、今後は各社がいろいろな特長を出しながら様々な層にアピールでき、様々な営業方法に対応できる遊技機を出してくると考えている」と述べた。

 また、先日の日工組の総会上で全日遊連の山田理事長から「大手と共存できる、中小店を対象とした機械の開発を」と要望されたことについても触れ、「今回の内規改正でそのようなタイプが出てくるのではないかと日工組では判断している。今後も時代にあった技術を採り入れ遊技機を開発するために現金機を含め、内規の性能面については変更していきたいが内規というものは絶対的なものではないということを申し述べたい。また、2種についてはこの7ヵ月間で約6万台、3種については約5万台販売し、1種だけではないのかという批判はあろうかと思いますが今後はアレンジ、雀球を含めた幅広い遊技機を提供していきたい」と、今後の方向性を示した。

-業界ニュース

© 2024 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) Powered by AFFINGER5