社員大会の冒頭、武友良雄代表取締役は「お客様に対する取り組みや姿勢など、日常の忙しさのなかで忘れてしまいがちだが、ここであらためて振り返ってもらい、反省すべき点は反省し、見直してもらいたい」と要望したほか、「Reborn千里丘という新しい中長期計画の発表があるが、そのなかで企業が歩む道、個々が歩むべき道や目標などをあげている。実績を積み上げ、これらを一つずつ大成してもらいたい」と述べた。
引き続き、辻井正房専務取締役が44期の業績を発表したほか、2010年までの企業目標や方向性などを明確にした『Reborn千里丘』の概要を説明した。44期の営業成績については、過去の成功にとらわれずダイナミックな変革に取り組んだことを強調、とくにアミューズメント事業部(パチンコ店舗を展開)に関しては「4店舗の釘調整を外部に任せるのではなく、我々のなかで取り組んだ。また、CSによる業績アップにも取り組み、キャリアアップ制度も発足させた」(辻井専務)と報告した。その結果、同期の売上高は106億3900万円、税前利益が2億7800万円(速報)といずれも予算を達成したことを報告した。
また、中長期的な企業ビジョンなどを策定した『Reborn千里丘』では、2010年までの企業目標に「ミニ・テーマパークの設立」と「各事業柱の構築」を掲げ、これからの9年間を3つのステップにわけ、これらの実現に向けて取り組んでいくことを発表した。とくに同年までの店舗数イメージとしては、AM店(パーラー)を11店舗、飲食店を21店舗に設定していることを明らかにした。
なお、社員大会に先立っておこなわれた基調講演では、ディズニーランド(オリエンタルランド)で清掃、教育などを担当してきた鎌田洋氏(現㈱ヴィジョナリー・ジャパン代表取締役)が『企業の価値を高める”顧客満足“向上のヒントを学ぶ』をテーマに、ディズニーランドや高級ホテルなど、リピート率の高い企業や施設の要因などを紹介した。
また、社員大会終了後、第2部として、同社創立45周年記念祝賀会が開催され、森川薫摂津市長などが来賓に訪れた。