九州8県の県遊協の連合会である九州地区遊技業組合連合会(前園善彦会長/宮崎県)は6月5日、当番県の沖縄・宜野湾市のホテルで第86回の定時総会を開催。任期満了に伴う役員の改選で新冨繁樹・佐賀県理事長が新会長に就任した。
新冨会長は挨拶の中で、「確かに個々の店レベルではそれぞれがライバルだが、本当の敵はゴト師や不正に走る一部の我々の仲間だ。不正機排除を徹底することこそ相互扶助の精神に叶う」と強い調子で呼びかけた。
総会では、サッカーグッズ問題をめぐり、執行部側に猛省を求める意見が相次いだが、「その意味も込め、今回、わたしは辞任する。しかし、全日遊連を存続させるためには止むを得なかった」と、在庫グッズの処理負担を組合員に求めた今回の取り決めに改めて理解を求めた。
一方、来賓として出席した山田茂則・全日遊連理事長も、同問題について、「心からお詫び申し上げる」と謝罪。今回の教訓を今後の各種事業活動に活かしていきたいとの決意表明を行った。また、懸案の遊技機の規則改正にもふれ、「問題は不正機にある。この問題を早急に解決しないことには規則改正は難しい。しかし8月の産業フェアまではなんとか間に合わせなければならない。その方向で現在当局側と折衝中だ」と語るとともに、AT機能による大量獲得タイプのパチスロ機の存在も改正実現のネックにあるとの考えを示した。
総会には、沖縄県警から太田裕之本部長が出席した。