会の中で、大遊協の段為梁理事長は『遊技業界の将来像と大遊協の当面の課題について』と題して、大遊協の将来像について、パチンコは時間消費型レジャーであるとして(1)手軽で身近な大衆娯楽となる(2)地域発展に寄与する(3)収益金を社会に還元する、などの目標を宣言した。
また今年は組織の正念場であり決定的な変化を遂げる1年として、「大阪方式の円満な運営基盤を強固にして離脱者問題の解決に決定的な変化をもたらして、高交換率競争のような過激な営業を規制、同時に不正機の撤廃に取り組む。時代のニーズに合った多様な機械作りに取り組む。業界の社会的な責任を認識し、社会貢献を再検討する。大阪の幅広いファン育成のために新たな事業を開発する。納税活動を強化して、業界が社会世論から認知されるような広報活動を提案し、より開かれた大遊協目指して機能アップとしてく」などの抱負を述べた。
またゲストスピーチでは、元朝日新聞論説副主幹、県立長崎シーボルト大学情報メディア学科である北畠清泰氏は、『望まれる広報のあり方』として、
(1)衝突があればニュースがある。対立を公表するのも広報のひとつ。
(2)苦情は貴重な提言で、対話の中で苦情を聞き、そこから実りを得ることも大切。
(3)CI戦略、つまりトータルイメージを作ること。具体的には大阪方式に立脚する歴史のイメージ作りをする。
などの提言を行った。懇談会には組合関係者、業界誌(紙)だけでなく、地元新聞社、テレビ局、ラジオ局、広告代理店など多数のマスコミ関係者が参加した。