アビリット、来春にも自社ブランドのパチンコ機投入

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 アビリット(株)は10月31日、大阪市内の本社において記者会見を開催。会見には濱野凖一社長、石井治夫副社長、島久雄常務、吉富久雄執行役員PS事業本部長、森康二執行役員兼アビリット販売(株)取締役副社長営業本部長、土井義人執行役員経営戦略室長らが出席し、新たに開始した遊技機レンタルシステム「アビタルシステム」の概要のほか、今後の営業方針などを発表した。

 濱野社長はまず、アビリット販売を設立し、直販体制を強化した目的について、「流通経路の短縮化等による遊技機導入コストの低減を図ることであり、直販体制の強化は遊技機メーカーとして時代の要請に応えるものである」としたうえで、新たにスタートするアビタルシステムについて、

「要するに月4万円で店に機械を使って頂こうという仕組み。このシステムを活用することで、(パーラー内に自社の)席を確保してパーラーニーズに合った商品を供給していこうという試みで何かコトか起きたときも未然に調整できるのも強み。メーカー側がいい材料(機械)を供給することが条件だが、ホール側も3か月以上もてば次の機械に換えられるという安心感が与えられる。もしこのシステムによって(パーラー側が)いい目を見ればレンタルが普及すると思う」

 と訴え、年間10万台という同社のシェア目標を発表した。

 また、日工組に新規加入を果たしたパチンコに関しては、これまで銀座ブランドでパチンコ機を出してきたが、来年の春を目処に新筐体を使った自社ブランドの画期的な新機種を投入予定。濱野社長は、「規則改正がある中で若干スケジュールはずれるが、映像のキャラクター、ストーリーなどに関しては十分なものを市場に出していきたい」と意気込みを語った。

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