日本アパレル産業協会は、RFID(無線タグ)システムの開発事業に着手。アパレル業界向けのRFIDの標準化を進めて本格的な普及を目指す。7月30日の繊研新聞によるとアパレルをはじめ、百貨店、縫製工場、ベンダー企業などと共同で「アパレル標準RFID推進委員会」(仮称)を設置、具体的な検討産業をスタートする。
この委員会の事務局はパチンコ周辺機器のマースエンジニアリングの子会社であるマーステクノサイエンスが担当、オブザーバーに日本百貨店協会、流通システム開発センター、日本ロジスティクスシステム協会が加わる。具体的には業務、システム、技術開発の3つのワーキンググループを設置。アパレルにおけるRFIDのビジネスモデルや標準化について検討するほかアンテナやタグなどの開発を行うという。
この件についてマースエンジニアリングの広報は「これまで当社がRFID事業に全力を傾注してきたことが評価されたものと受け止めております」とコメントした。