アルゼ、日遊協に再回答を提出

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 いわゆる『ゴールドX』問題をめぐり、当該メーカー、アルゼに日遊協が再度求めていた文書回答の全容がこのほど明らかになった。8月12日、日遊協が業界マスコミにその文書を公開した。文書は8月7日付。

 第一回目の回答は、8月4日付で日遊協に送付された。この中でアルゼ側は、7月15日にインターネット上で当該機の攻略法が掲示されたのを受け、速やかに調査を開始。サブ基板中のデータに発生したバグに問題があったことを確認した上で、二つの対策の検討に入ったことを報告するものだった。

 しかし日遊協は7月16日の初動時の対応で、無承認変更による「サブ基板交換」の申し出があったとする疑義が浮上していることや、当該機が自主回収を進めていた『ミリオンゴッド』の代替機だったため、回収に積極的に協力したパーラーに経済的損失が生じたこと等を厳しく指摘。こうした疑義や回収協力店への具体的な営業補償の明示を求める要望書を7月23日にアルゼ側に提出。8月4日付の回答についても日遊協は「不十分」として、翌5日には再回答を求める文書を送付していた。

 二つの対策は、「緊急対策」と「型式申請」。「型式申請」はこうした事故に通常とられる検定の取り直しだが、注目は「緊急対策」。これはバグの原因を究明し、それをプログラム上で訂正するという内容だが、アルゼ側は「監督省庁より一応の技術的解釈の回答は頂いた」点を強調。第一回目の回答では、問題の「申し出」の有無には一切触れていなかった。緊急対策に関する許可取得までには2ヵ月間を要することも併記されていた。

 第二回目の回答は、今回の設計ミスを引き起こした経過説明および同時に進めていた代替機対策に多くを割いていたのが印象的。申し出の有無については、「規制があることから、すぐに管轄行政に陳情を行ったものの、対策の即時実施には至らず、プレイヤーに対する遊技方法の指導(はさみ打ちの制止)という暫定的な対策をこれまでホール様にご紹介申し上げてまいりました」と述べるにとどめている。

 一方、その経過説明によると、今回のミスはアルゼが過去3年間をかけて推進してきた新たな組織体制がようやく確立しようかという矢先に起きたもので、その過程の中で新人を起用、前任者からの引き継ぎミスがあったことを明らかにしている。社内的に行われる最終検査を新人が終了したものとして取り扱ったため、問題のデータミスを事前に発見できなかったという説明だ。

 また、代替機対策については、7月18日時点で対策許可の見通しが未定であることから、『ゴールドX』を一時的に引き上げる方針を確認。即日入替が可能である『龍宮物語X』を20万円、もう一つの代替機『ヤジキタドウチュウキX』については10万円の割引券を発行していたことを明らかにしている。『ヤジキタドウチュウキX』は8月に入ってから導入が開始されたが、10万円については、問題発生からそれまでの間の営業補償という意味合いがある、としている。

 さらに『ゴールドX』の継続使用を希望するパーラーへの対策では、第一回目の回答でも示されていた液晶の左部分を隠すシール貼付に関する変更承認を8月5日に申請、許可を受けたことを明記。すでに7月16日に検定取り直しのために保通協に持ち込んでいる『ゴールドXR』が正式に許可されるまでの暫定措置に新たに加える考えを明示。『ゴールドXR』に許可が下り次第、同機との交換を進める方針を伝えている。

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