日遊協は6月5日、都内ホテルにおいて第14回通常総会を開催した。議事終了後には、警察庁生活環境課・勝浦敏行課長が講話を行い、遊技機に係わる問題、経営者による是正の問題、脱税の問題、規則改正について、健全営業と行政の在り方、の5点について言及した。とくに規則改正については、「要望書が提出されているが、回胴式遊技機の問題など、なお考慮しなければいけないことがある」と述べ、規則改正はパチスロ爆裂機の回収が完了した後となる可能性を示した。
総会では深谷友尋会長が、
「昨年は『行動する日遊協』を掲げてきたが、今年は『誇りと連帯を持って行動する日遊協』を掲げていく」
と新たな決意を述べた。また、パチンコ産業を明るく理解してもらうために日遊協憲章を改め、「育む心」「勤しむ心」「慎む心」の3つの心と、日遊協行動指針として4つの誓いを掲げていくことを表明。業界が大きな誓いと指針を立てていることを世間一般に広めていきたい意向を伝えた。
今年度の重点推進事項として、(1)遊技産業のデータ・ベース化の研究、(2)ホール研究ガイドラインの策定、(3)貯玉・再プレーシステムの基盤強化、(4)積極的な広報活動、(5)PSIOの効果的な運用、等を挙げた。
また、博多威彦常務理事と岸野禎則副理事の退任に伴う役員選任では、博多常務の後任に小田信生氏が、岸野副理事の後任に住吉博氏が選出された。